ソフトバンクが上場しました。最近ソフトバンクの話題は何かと多かった。通信障害、ファーウェイ、PayPay問題。
今回、解約が1万〜2万件にものぼったと発表。ソフトバンクは大丈夫なのだろうか。値を下げる結果は何だったのか。
最近の記事、ネットの声を紹介しながら会見内容を振り返った。
19日初値は7兆割れ
ソフトバンクグループの携帯電話子会社ソフトバンクが19日、東京証券取引所第1部に上場した。初値は1株1463円で公開価格(1500円)を2・5%下回った。初値ベースの時価総額は7兆35億円で、7兆3395億円だった日本郵政に次ぐ約3年ぶりの大型上場となったが、上場前のトラブルも影響し、前途多難な船出となった。
終値は1282円で、時価総額は7兆円を割り込んだ。
上場直前に大規模な通信障害が発生したほか、通信機器が政府調達から事実上排除されるファーウェイの基地局設備を使っていることなどが売り材料となったのではと騒がれている。
ただし時価総額では今までのトップNTTの歴史を上回り塗り替えトップ
資金調達額は初値ベースで約2兆6千億円と政府が昭和62年のNTT上場時に調達した額を上回り過去最大で、ソフトバンクグループは調達資金を先端企業などへの投資に振り向ける。
歴代上場案件における初値ベースの時価総額は、NTTが24兆9600億円でトップ。平成10年のNTTドコモが約8兆8099億円で、今年は新興市場マザーズに6月上場したフリーマーケットアプリ運営のメルカリが6766億円で最大だった。
通信障害について
「お客さまにご迷惑をおかけして大変申し訳なかった。今回の問題を重く受け止め、再発防止に努める」――12月6日に発生した大規模な通信障害についてソフトバンクの宮川潤一副社長は、19日に開いた記者会見で改めて謝罪した。
この流れでの会見ではこうせざるを得なかったのではないか。
通信障害により1万件超が解約
ソフトバンクの宮内謙社長は19日の記者会見で、6日発生した大規模な通信障害以降、携帯電話サービスで1万~2万件の解約があったと明らかにした。通話やデータ通信が一時的にできなくなり、全国の約3060万回線に影響したことに対し「重く受けとめ、再発防止策の徹底を図る」と述べ、陳謝した
これは解約件数以上に印象悪い。上場して質問されたから答えざるを得なかったのかな
「ソフトバンク 通信障害後の約5日間で1万件以上の解約/5日間ほどで合わせて」— じろ(26) (@26ooo) 2018年12月19日
みんなムカついたんだろなぁ(笑)
『ソフトバンク 通信障害後の約5日間で1万件以上の解約』https://t.co/ISxZGp4VoZ— NYANKO (@lycea) 2018年12月19日
まぁこうなるよね…
まさか解約した人が1万件超えてるとは思わなかったけど…
2枚目はソフトバンクの公式の謝罪文なんだけどうちは悪くありません感が凄くて…
最後の「以上」これ必要だったかな?
まぁどっちにしてもこの謝罪文が決め手でドコモに変えたんだよね😣 pic.twitter.com/uP43lnQGtL— まいにぃ (@mainy_lexus999) 2018年12月19日
あの日の衝撃はあとで考えれば考えるほど恐ろしい。
これで通信がいかに麻痺させるか、怖さが世界中知らされることとなった。ここからファーウェイなどの問題もそうだが危機管理意識がさらに強まったのではないか。
障害の原因は?
宮川副社長は、障害の原因が同社のLTE交換機にあったと説明。東京センターと大阪センターで計18台の機器を運用しており、本来なら一部の交換機に障害が発生しても、残りの交換機でカバーする仕組みになっていた。今回の障害では、全ての交換機で同時に異常が発生したため対応できなかったという。
同時多発的に発生したアラートの中から、交換機のソフトウェアに問題があることを特定するまでにかかった時間は2時間15分。その後、古いバージョンのソフトウェアにロールバックして解決できることが分かり、復旧作業を進めた。全ての作業が完了するまでには、障害発生から4時間半ほどが経過していた。
復旧作業を進める中、エリクソン社の報告でソフトウェアで起こっていた問題が暗号化処理などに関わる証明書の期限切れであることも分かったという。
ファーウェイの問題と排除について明言
そして上場会見では携帯端末だけでなく基地局も置き換える発表もあった。
副社長兼CTOの宮川潤一氏は、「現時点では決断をしていない。さまざまな選択肢を検討しているが、コアネットワーク(中核設備)については、ヨーロッパのベンダーに置き換える覚悟をしている」とコメント。
この発表から基地局、コアネットワークの置き換えは待ったなしで悩ましくかなり難しい状況であることはうかがえる。
PayPay問題
クレジットの不正利用が相次いで、原因は誰でも登録出来てしまうセキュリティに問題があった。
ヤフーと共同で設立したスマートフォン決済サービス「ペイペイ」で、クレジットカードの不正利用が相次いでいる問題については「ペイペイから顧客情報が流出していない。第三者が不正に入手した情報を登録した」と指摘。不正を防ぐ手だては既に実施し、被害件数を調査中だと説明した。
こちらもタイミングが悪かった。しかし会見で認知度は1番になったと発表。良くも悪くも皮肉にも認知度は広がったのではないか。
PayPayがわずか10日で終了してしまった。
これは誰も予想ができないだろう。いつ終わっても何かしら突っ込まれたとしたら、話題性は上がったから結果オーライだろう。
さいごに
通信障害、ファーウェイ、PayPay問題。立て続けにメディアを賑わせたソフトバンク。
1万件解約という衝撃的なこと、自分が経営者なら言わない。もっと耳障りいい言い方はなかったのかな。
いずれにせよ認知は上がってPayPayは日本中に知らされる結果となった。これは真似できない。この辺はさすがソフトバンクだ。