iPhoneのFaceTimeでバグが発生。FaceTimeのグループ通話機能で相手が通話に出る前に声が聞こえてしまうという。また受信者が知らない間にiPhoneが動画を送ってしまうケースもあるという。
騒がれていたこのバグについてAppleは不具合が見つかったことについて謝罪。そして不具合を修正したと発表した。来週には提供する。
なぜこんな大ごとになったのか。対応が遅れているのか。
起こっている事象とこれまでの経緯について。
iPhoneの #FaceTime に盗聴などの問題を引き起こす可能性のあるバグが見つかりましたhttps://t.co/9ThfgHo0Dp— Twitter モーメント (@MomentsJapan) 2019年1月29日
グループ通話機能を無効に
バグを最初に発見したのはアリゾナ州に住む14歳の少年だったそう。このバグの発見を受けAppleは1月29日からFaceTimeのグループ通話機能を無効にした。
どんな機種で発生?
iOS12.1以降を搭載しているモバイル端末で確認されたとされている。
解除する方法がある
すでに無効になっているが、この機能は呼び出し音が何度も鳴った後に呼び出しをキャンセルすれば止まるという。ただバグが発見された初期の段階では発表もされておらず、突然この事象が起きても誰も対応できなかっただろう。
この噂が出てきたのも発生から数日経ってからのもの。
じぶんの端末で何をすべきか
来週にはバグの修正がされるとのことだが、それまでじぶんの端末で出来ることはあるのか。
ソーシャルメディアでは、ツイッターの創始者ジャック・ドーシー氏を含むFaceTimeユーザーがこのバグへの懸念を表し、端末の設定メニューからFaceTimeの機能そのものをオフにするよう呼びかけている。
私も先週からずっとオフにしている。でもこれって本来使えるサービスが使えない状態。
あとは修正バッチが出たらすぐにアップデートをした方がいいだろう。
発見が遅れた?対応が遅れている背景
このバグを発見した少年の母親がAppleに連絡したが、その報告がきちんとなされていたのかというのが注目されている。
その親子がこのバグを1週間も前にAppleに報告していたにも関わらずなかなか信じてもらえ対応が得られなかったという。
開発者プログラムに加入してようやくアップルのセキュリティチームに連絡を取ることができたが、このバグ報告がSNSで話題になり始めるまで真剣な対応をしてもらえなかったと主張している。
メーカーとか問い合わせるとこの類のことはたまにある。めんどくさいのか、窓口担当がちっぽけなことと勝手に判断してしまっているのか。
こういったいつもと違う声にも耳を傾けるべき教訓かもしれない。
さいごに
FaceTimeでは昨年からグループ通話ができるようになった
今回のバグをめぐり弁護士から訴えられているとのこと。
結構な事件だと思う。問題は会社や団体ではなく、個人の、しかもプライバシーに関わることというのが大きい。
早めにバグの修正をしてほしい。
今後、iPhone、Appleを使うのが心配、と思われてしまうのが一番痛い。
そしてAppleファンの一人として信頼回復のためにこれからどう対応していくのかもはっきりしていってほしい。