ブログで色々とカナル型のBluetoothワイヤレスイヤホンの比較をやってきました。新商品から販売中の製品まで、どれもほんと甲乙つけがたい。
その中で今回ソニーの「WF-SP900」が10月27日新発売だったので思わず買ってしまいました。
中身はこんな感じ。
なにやらピコピコ動いてます・・。
充電している様子。なんかどっかの映画に出てきそうな近未来的な感じ。
かなりコンパクトで軽い。が耳から外すときいつもぽろっと。今日だけで3回落としました。これ外でやってたらすぐ無くしそう。
充電器から外したらすぐにオンします。
なぜあれだけいろんなイヤホンを調べてこれにしたのか。
ソニー ワイヤレス イヤホン WF-SP900 をレビュー 音途切れ 遅延を改善!?
実はこれを選んだ理由がきちんとあります。その辺も合わせてレビューをします!
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Contents
選んだ理由1・Bluetoothで左右分離型であること
移動したり服装によってもコードがどうしてもいやで。大前提ワイヤレスで左右分離型のものを探しました。
この時点ではソニーはあまり候補にはなく途切れないと定評の「BE Free8」や「The Dash Pro」や「TW-5000」あたりでした。
選んだ理由2・カナル型であることと音漏れ
カナル型はインナーイヤー型と違い耳栓のように耳の穴に押し込むタイプ。
ある程度密閉され耳に圧がかかるからこれを嫌がる人もいる。でもどちらかというと外の音を一切遮断して音楽を楽しみたいのでカナル型にしました。
あとインナーイヤーは音漏れがどうしても避けられない。なんとなく周りへの配慮というか(人がいるところで聞くことはあまりないんですが・・)
その意味でもカナル型を選びました。
選んだ理由3・音途切れ、遅延を改善したか
これは重要。Bluetoothの宿命ともいうべき、弱点の一つがこれ。
左右分離型は初めてなんだけど有線型Bluetoothでも充電切れでプツプツ切れるのだけでも、ものすっごく嫌だったのに、音楽を楽しんでいるときに途中で途切れるのは最低限あってはならない。
口コミを見る限りだけどソニーの今まで発売している左右分離型はここが弱かった。音途切れを解消しているブランドはほかに結構あるからこれも選択理由として最重要だったからソニーは選択肢から消えてた。
でもそのあとこのWF-SP900のいろんな方のレビューを見ていて発見したのが「NFMI」の採用。
NFMIとは(Near Field Magnetic Induction)の略。
「近距離磁気誘導技術」のことで、専門的なことはよくわからないけど簡単に説明すると電波の接続ではなく電磁力を使って左右の接続を補っている技術のようなものらしい。(「BE Free8」が候補だったのはこれを使っているからというのもあった)
これで左右の音途切れに対策している。実際昨日から1日の2/3は、ずっと装着して充電しながら聞いているけど一切音途切れは一瞬もない。
あとは音の遅延も解消されている。iPhoneやPCでYouTubeを見ても音声の遅れはに違和感がない(今までのBluetoothイヤホンと比べると全然違う)
選んだ理由4・充電持ち時間
・ヘッドホン側4Gメモリー再生時 音楽連続再生6時間 最大21時間
・Bluetooth接続時 音楽連続再生3時間 最大12時間
充電の持ちも大事ですね。あんな小さい本体でバッテリーを備えて接続時常時Bluetoothで電波を飛ばしているので無理はないですがこれは左右分離型では各社、技術が試されるところ。
WF-SP900はイヤホン自体にメモリーが備わっていてイヤホン内のデータ再生であれば電波のやりとりがないので充電を食わない。これも今回購入する大きな理由だった。
動画をみたりせず移動中とかに音楽を聞くだけであればこれでぜんぜん充分です。
ただイヤホンのメモリーの使える領域は4Gはないです。注意書きにも書いてありますがデータ管理にも使用されるているため実際に音楽を保存する使える容量は3Gちょっとです。それでも充分な曲数が入りますが。
選んだ理由5・操作性
充電器から外すとオン。両耳につけると認識してメッセージが流れる。
また左右に違う機能を備えたボタンがあるので、多くの操作が可能。いちいちスマホを取り出して画面を出して操作する必要もないのが楽。
イヤホンの面をタップするだけで音量調整や色々な操作も簡単に行える。これなら水泳やスポーツ中にもいろんな操作が一発で済みます。
アプリも充実していてスマホにイヤホン用アプリも備わっててイコライザーやイヤホンの設定も簡単にできる。
音楽アプリも専用のものがあり他の音楽アプリとの連動もできるから今までのファイルを再生する際も便利。
選んだ理由6・AACにも対応している
音質に定評のAACやapt-Xを対象に選んでいた。でも普段だいたい音楽はiPhoneで聞く。iOSはAACには対応しているがapt-Xに対応していないのでAAC1拓。
あとAAC対応を探していたのはiTunes Storeのダウンロードした楽曲はAAC、iTunesでCDから取り込んだ楽曲もデフォルトはAAC。元データからあまり再圧縮などして音質劣化とかも最小限にしたかったからというのもある。
実際使ってみたとこAACで音がいい!
そのほかにも多くのフォーマットに対応している。再生機器の方が対応しているかも合わせて確認してみてください。
対応フォーマット:
・MP3(.mp3):32kbps-320kbps(VBR対応)/32kHz、44.1kHz、48kHz
・WMA(.wma):32kbps-192kbps(VBR対応)/44.1kHz
・ATRAC(.oma):48kbps-352kbps(66/105/132kbpsはATRAC3)/44.1kHz
・FLAC(.flac):16bit/8kHz-48kHz
・WAV(.wav):1411kbps/44.1kHz
・AAC(.mp4, .m4a, .3gp):16kbps-320kbps/8kHz-48kHz
その他の便利な機能
・SiriやGoogleアプリとの連動
・NFC接続機能(ワンタッチでBluetoothに接続できる)
・マルチペアリング(最大8台まで繋げることが可能)
・IP65/IP68(*)相当の高い防水防じん性能
残念ながら今回売りの一つでもある「泳ぎながら」とか「雨の中でも」使えるという機能は僕のようなインドア派には別にあまり必要なかった・・。こういう人も多いんではないかw。
「惜しい」と思ったこと
・アナウンスの声がうるさい
両耳に装着したとき。Bluetoothに繋いだとき。外音を取り入れるなどモードを変えたとき。電池切れのときなど。都度都度、女性の英語のアナウンスが流れるんだけど、かっこいいんだけど、正直気になります・・。消せないし音量も変えられないらしい・・。これ気になる人は気になるかも。できれば今後のアップデートで調節できるようにしてもらえると嬉しい。
・イヤホンに保存する方法がちょっと面倒
USBでPCに繋げて専用のソフトを介して入れます。簡単は簡単だけど、ここまで高性能に仕上げてきたら音楽もワイヤレスで転送だったらなお嬉しかったな。ここは惜しい。
さいごに
買うべきか正直さいごのさいごまで迷った。ちょっと高いし(3万ちょっと)
以前のブログでは候補にもしていなかった。
一番さいごに背中を押したのは「左右の接続を補完するNFMI接続」。音途切れを少しでも解消していればそれ以外は高性能なので。ソニーもNFMIを採用したのか!それなら買い!と寝返ってしまった。
操作性も良いし音も自然な高音と低音のバランスが良い。重低音を重視する人もいますがしっかりと高音も低音もボーカルも存在感がある総合的な音の作りがさすがソニーって感じです。
でもまだまだ素晴らしい機種は他にもたくさんあるのでこれからも試していきたいと思います!ぜひ参考になればと。
WF-SP900 リリース
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201809/18-0926/
メーカーホームページ
https://www.sony.jp/headphone/products/WF-SP900/feature_1.html